>>> 三 徳 <<<

「慈 悲」
 思いやる心がありますか

 貧しきを恵み つらきをいたわりて
 なお法の道 説き聞かせなむ


「至 誠」
 持ち続ける事が出来ますか

 己が身を 思うが如く いつわらぬ
 誠をつくせ 事のよろずに


「堪 忍」
 堪える事が出来ますか
 流す事が出来ますか

 憂きつらき 心にそわぬ ことをみな
 善きに悟りて よろこびを得よ



「三徳」慈悲・至誠・堪忍とは
慳貪の心を翻して施しの心とし、瞋恚を
転じて柔和忍辱に変えて愚痴を改めて
三毒の毒素を飲まぬ様にして、
仏の智慧と変える事であります


>>> 三 毒 <<<

「瞋 り」
 すぐ怒る癖が付いていませんか



「貪 り」
 欲張りすぎていませんか



「愚 痴」
 不平不満をこぼしていませんか



お釈迦様は世の人々が苦の源を作り苦を
受けるその基を無明と言って、あたかも
酒のごとく人を酔わす「三毒」貪・瞋・痴と
言う毒素を飲んで地獄・餓鬼・畜生の三悪道
に墜ち、あらゆる苦悩を受けねばならなくな
ると、おっしゃっておられます。
その苦しみの有様を日蓮聖人は
御書「聖愚問答鈔」で示されています